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2015/03/25 「日本政府は沖縄の民意に耳を傾け、作業の中止を」~辺野古新基地建設に反対する国内外のNGO団体らが緊急共同声明記者会見

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▲オイルフェンスを固定するため、海底に沈められた15トンのコンクリートブロック

※3月27日テキストを追加しました。

 辺野古新基地建設に反対する国内外31のNGO団体が、大浦湾海上で行われている作業の中止を求め、2015年3月25日、共同で緊急声明を発表し、同日、都内で記者会見を開いた。

 現在、ボーリング調査が行われている大浦湾、及び辺野古沖は、絶滅危惧種262種を含む5300種以上の海洋生物が生息する生物多様性豊かな海域だ。

▲オイルフェンスを固定するため、海底に沈められた15トンのコンクリートブロック

 絶滅の恐れが最も高いとされる哺乳類のジュゴンや、最近発見されたばかりのアオサンゴ群集が生息し、県の自然環境の保全に関する指針では、「自然環境の厳正な保護を図る区域」に指定されている。昨年2014年夏頃、ジュゴンの生息を証拠付ける、食み後(はみあと)がこの海域で頻繁に見つかっていたが、新基地建設に伴う一連の作業の影響で、ジュゴンが近づかなくなっている、と専門家は指摘する。

 また、2015年に入って、政府は大きいもので40トンにも及ぶ巨大なコンクリートブロックを海底に投下しており、これがサンゴ礁を壊し、生態系に大きな影響を与えている状況が確認されている。翁長雄志沖縄県知事は、この行為が、県が許可した区域外での岩礁破砕行為にあたる可能性があるとし、許可取り消しを視野に入れ、現在調査中だ。もし、岩礁破砕許可が取り消された場合、政府は、現在行っているボーリング調査などができなくなり、埋め立て工事の日程は大きく狂うことになる。

 生物多様性の保護に焦点をあて、基地建設に向けた作業中止を求めている今回の緊急声明に伴い、NGO団体らはオンライン署名を実施。現在、アメリカ、韓国、ロシアなど世界中から賛同の声が届いていると言い、集まった署名は日米両政府に提出する予定だ。

2015/03/23 【沖縄】 翁長沖縄県知事、辺野古新基地建設の作業停止を指示! 猶予は7日、従わない場合は「取り消し」も

  • 日時 2015年3月25日(水) 13:00~
  • 場所 参議院議員会館(東京都千代田区)

カヌー隊、辺野古ぶるーのメンバー「政府は沖縄を『基地の島』としか見ていない」

 この日、会見では、国際環境NGOグリーン・ピース・ジャパンの佐藤潤一氏が登壇し、ケネディ駐日米国大使あての署名活動を独自に展開していると説明。その後、2014年12月から、カヌー隊の一員として、連日、海上保安庁と対峙している堀田千栄子さんが、現場からの声を届けた。
(IWJ・ぎぎまき)

▲カヌー隊として海に出て3ヶ月になる堀田千栄子さん

▲国際環境NGOグリーン・ピース・ジャパンの佐藤潤一氏

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